(や、今の乗りなら、やっぱり後1話か2話書いてすっきり11話最後まで続けるべきだろうな、とは思ってます。・・・が、どの話を書くかはその時の思いつきなんで、いつ続くかはわかりません。・・・すみません)
後書き、というか、・・・・サイドの捏造小話かいてて、原作様の皆の心情とか、こんな感じでこんな理由だったんじゃないかな~という勝手な推測と、都合よく改変された捏造が入り混じった話でありますが。
・・・・捏造した陛下視点の話で、陛下が夕鈴に対する想いを既に自覚してて、手離さない決意を固めてる件について。
原作様では夕鈴も陛下も、きっとお互い好きなんだろうな~でも無自覚だよねぇ、ってな場面が多々ありますが。・・・・私が個人的に、陛下が夕鈴に本気で気を許してるんだなぁ、と思ったのが、一巻巻末おまけの手料理を強請る場面なのですよ。
・・・・・側近に取り立てた方淵の忠誠心にすら、二面性を知られたら敵に回るかも、なんて警戒をするくらい人間不信気味の陛下が、暗殺手段として毒に対する警戒も怠らない陛下が、自分から夕鈴に手料理を強請る。・・・・つまり、夕鈴なら、絶対に自分に毒を盛ったりしない、と当たり前に考えてるんだろうなぁ、と思ったんですよね。だから、純粋に料理が出来上がるのを楽しそうに待ったり出来るんだ、と。
他にも原作様4話で夕鈴を抱き上げたりしてますが、あれもよっぽど気を許してないと陛下はしないと思ったり。他の人なら兎も角、李順以外には二面性を隠し通すくらい警戒心の強い陛下が、演技の為とはいえ、自分から体が密着するくらいの至近距離に入れる、って事自体がもう陛下の本心の表れだろう、とか。
夕鈴みたいな素人の小娘一人、万が一襲い掛かっても瞬時に返り討ちに出来るくらいの実力は持ってると思いますけど、陛下が自分から行動を起こしてる、って点が、夕鈴の立ち位置を示してるんじゃないかなぁ、と。
そんなこんなで、ああいう風に、夕鈴を手離さない為にはどうすればいいか、ってな事を常に考えてるような黒陛下が出来ました、と。そんな11話サイドの陛下視点小話です。
・・・・で、その後の老師視点について。
原作様で、不思議なくらい夕鈴プッシュの老師なんですが。
老師って今は割りと自由に振舞ってますが、やっぱり長年後宮に居たからには色んなどろどろしたものも見てきただろうし、王の血を継ぐ子供の立場云々についても、もしかしたら陛下より知ってるはずです。
なのに、庶民出身の臨時花嫁の夕鈴をあそこまで押す理由はなんだろうな~と考えてまして(いえ勿論夕鈴の味方が増えるのは喜ばしいですが!)
子犬陛下としての面は兎も角、後宮管理人と言う事は、辺境に行く前の陛下のことも老師は知っている筈で、陛下の本質を李順と同じくらいに把握してそうだな~と。忠誠厚い方淵にすら気を許さない位の警戒心の高さとか、明らかに気に入ってる夕鈴のことも、飽きたら解放すると、さらっと李順に言えちゃうような割り切りっぷりとか諸々を、直接見なくても年の功で見抜いて、心配してるんじゃないかと。
で、警戒心の高さゆえに個人の領域に入れる人間がごく少数しか居ないなら、入れる人間の中から選ばなければ、二度とチャンスがない!とか考えて、夕鈴を押してるのかなぁ、と。
・・・・夕鈴の手料理の件とかを老師が知ってたとしたら、(多分知ってるずですよね。後宮内で起きた事を老師に探れないとは思えません。それが管理人の職務ですから)・・・・陛下の警戒心の高さを理解してる老師なら、陛下が夕鈴にどのくらい気を許してるのか悟るんじゃないかな、と。
陛下個人の領域に入ることを許されてて、陛下自身も惹かれてるというのなら、と思ってるんじゃないかと。本来なら身分血筋も考慮するべきなんでしょうが、「なんでもかんでもすーぐ跳ね除けてしまう」狼陛下のお相手になれる人間が居たなら、そんな贅沢は言ってられない!ってな感じなのかと。
・・・といういう考えに落ち着きましてあんな感じの小話になりました。
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